「イラストで振り返る上方演芸殿堂入り名人展」が10月12日、「大阪府立上方演芸資料館(愛称=ワッハ上方)」(大阪市中央区難波千日前、TEL 06-6631-0884)企画展示エリアで始まった。
1996(平成8)年の開館以来、同館が上方演芸の発展に寄与した演芸人を表彰する「上方演芸の殿堂入り名人」。「花紀京」「レツゴー三匹」「夢路いとし・喜味こいし」さんら61組97人が名を連ねる。
会期を前期(31組)と後期(30組)の2回に分け、殿堂入り名人のイラストとプロフィールとともに成瀬国晴さんが作画した下絵や殿堂入り名人にまつわる関連資料などを展示する。約1時間30分の動画も放映し、成瀬さんがイラストを描く様子を見てもらう。11月5日には成瀬さんがトークイベントを開催し、イラストを描く際に苦労したエピソードや、幼少時代を過ごした千日前についての思い出話などを披露する。
同館主査の五味誠さんは「大阪で育った人にはなじみのある絵。演芸人の表情を本当によく捉えている。いろいろなジャンルの芸があることも知ってもらえたら」と話す。
開催時間は10時~18時。月曜休館(祝日の場合は翌平日)。入場無料。来年3月12日まで。1月10日~12日は展示替えのため閉場。