イルミネーションイベント「なんば光旅」が11月11日、南海なんば駅周辺で始まった。
2012(平成24)年に初開催し、今年で11回目となる同イベント。なんばパークス(大阪市浪速区難波中2)や南海難波駅が入居する南海ビル(中央区難波5)、高島屋大阪店(同)などのエリアを、約65万球のLEDライトでライトアップする。
今回、7つのコンテンツを新たに用意する。なんばパークス2階「グレイシアコート」では、スマートグラス(ARグラス)をかけてイルミネーションを鑑賞するウォークツアー「イルミネーションダイビング」を行う。実際に装飾しているイルミネーションとゴーグルに映るクジラやイルカなどのAR(拡張現実世界)が融合した世界を疑似体験できるという。
このほか、なんばパークス8階円形劇場では金と銀を基調にした映像を地面に投影し、歩く人に反応して変化する「光のハーモニー」を用意。2階キャニオンストリートには廃棄予定の草花「ロスフラワー」を入れた透明の箱をツリー型に積み上げた「Shining Tree ~by loss flower~」を設置する。
「大阪モード学園」との産学連携プロジェクト「Namba Illumination Canvas」も展開する。なんばカーニバルモールに、インテリア学科、グラフィック学科の学生が「大阪から未来を明るく元気に」をテーマに制作した42作品の中から選抜したネオンアートを展示する。箸を持った手とハッシュタグが付いた吹き出しを描いた水口妃奈さんの「おいしいなんば」や、男性の笑顔をピンクと白のネオンで描いた富永美香さんの「笑い場」など9作品を並べる。富永さんは「実践の機会が少ない中、今回の展示が自分にとって大きなステップアップにつながった」と話す。
点灯時間は17時~24時。2023年2月19日まで。