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道頓堀で「道頓堀川面舞台」 日本舞踊や文楽、演歌など披露

「南地大和屋へらへら踊り」を披露

「南地大和屋へらへら踊り」を披露

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 大阪・ミナミにゆかりのある芸能を集めたイベント「道頓堀川面舞台 2022」が11月12日、大阪・道頓堀の相合橋特設ステージで開催された。主催はいっとこミナミ実行委員会(大阪市中央区道頓堀1)。

芸姑に扮した出演者が逆立ちする場面も

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 11月12日・13日に道頓堀周辺で開催された「道頓堀リバーフェスティバル」の一環。2016(平成28)年に始まり、新型コロナ禍の影響により今回3年ぶりの開催となった。道頓堀川に架かる「相合橋」に特設ステージを設置し、道頓堀で生まれた日本舞踊「上方舞 山村流」や文楽などの伝統芸能のほか、OSK日本歌劇団や道頓堀で活動しているお笑い芸人、アイドルなど10組によるパフォーマンス、ライブステージが披露された。

 オープニングとして昨年11月にデビューした現役女子大生演歌歌手・田中あいみさんが道頓堀を舞台にした「大阪ロンリネス」など3曲を披露。舞台を終えた田中さんは「川が流れる上で気持ちよく歌うことができた。お客さんの反応も温かくうれしかった」と笑顔で話す。4組のお笑い芸人による漫才や道頓堀で活動するアイドル3組によるパフォーマンスも披露され、ステージと客席が一体となり盛り上がった。

 イベント後半では、文楽人形遣い・吉田一輔さんが文楽人形の動かし方や文楽の歴史を実際の人形を使って紹介した。その後、1922(大正11)年に道頓堀で創設し今年で100周年を迎えた劇団「OSK日本歌劇団」から翼和希さん、千咲えみさんが登場。同歌劇団の卒業生・笠置シヅ子の「東京ブギウギ」などを披露した。「上方舞 山村流」の山村友五郎さんが大トリを飾り、大阪の年中行事など街の様子を表現する地唄「浪花十二月」や「南地大和屋へらへら踊り」を紹介。芸姑(げいこ)に扮した出演者が逆立ちすると、客席から拍手が起こった。

 いっとこミナミ実行委員長の上山勝也さんは「これからも、道頓堀を食とエンターテインメントの街として魅力を発信し、将来の大阪の元気につなげられれば」と話す。

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