なんばパークス南側で2020年に開発が始まったオフィスビルが1月10日、完成した。正式名称は「パークス サウス スクエア」(大阪市浪速区難波中2)と決まった。
南海電鉄(大阪市)、双日(東京都千代田区)、日本政策投資銀行(同)の3社が特定目的会社「なんば開発特定目的会社」(同)を設立し、推し進めてきたプロジェクト。南海電鉄は「平日昼間のにぎわい創出や、新たな人の流れをもたらすことを期待している」とする。
建物は14階建てで、延べ床面積約1万9700平方メートルの中規模オフィスビル。1階と3~6階が駐車場(172台)で、2階が店舗(今春、順次オープン予定)、7階~14階がオフィスになっている。「つどい、いろどり、つながる、新たなワークプレイス」をコンセプトに、3面採光で「開放的なオフィス空間」を提供するという。
周辺エリアの活性化を目指し、なんばパークス(大阪市浪速区難波中2)と同ビル2階店舗区画部分は、ペデストリアンデッキで接続する。同ビルの北側に接する土地では「センタラグランドホテル大阪」の建設が3月完成予定で進み、東側に接する土地では「ホテル京阪 なんば グランデ」が3月に開業する。