「ホテル京阪 なんば グランデ」(大阪市浪速区難波中2)が3月25日、なんばパークスの南側にオープンする。
南海電鉄(大阪市)、双日(東京都千代田区)、日本政策投資銀行(同)の3社が推し進めてきた複合開発プロジェクト「難波中二丁目開発計画」のうち「C敷地」に位置する同ホテル。9階建てで敷地面積は2004平方メートル、延べ床面積は9377平方メートル。ホテル京阪としては16棟目。外観に緑をあしらい、2階から9階まで連続する段丘上のガーデンを持つなんばパークス(同)と親和性を持たせたデザインが特徴。
客室数は227室。ダブルルーム、ツインルームに加えて、客室内にキッチンスペースや畳スペースを設けたコンセプトルームを用意する。1階レストランは時間帯で朝食、ランチ、ディナーに分ける。朝食では和洋食をバイキング形式で提供し、ディナーでは「自然食品や地域の名産品など、エシカル(社会や地域に配慮した考え方)を意識した食体験を楽しめるメニュー」を用意するという。2階には宿泊者が無料で利用できるジム、9階には宿泊者専用ラウンジを設ける。
「難波中二丁目開発計画」ではA敷地にタイ発のリゾートホテル「センタラグランドホテル大阪」が7月に開業し、B敷地にオフィスビル「パークス サウス スクエア」が3月に開業する。