企画展「新聞紙面・映像で振り返る1970年大阪万博」が2月1日、なんばマルイ(大阪市中央区難波3)2階イベントスペースで始まった。
大阪市北区役所と読売新聞大阪本社が昨年12月、2025年大阪・関西万博の機運醸成を目的に大阪万博を報じる新聞紙面のパネル展を初開催。大阪市内24区を巡回する予定で、大正区に続き中央区は3区目。今回の会場ではパネル展に加え、大阪市が当時作成した約3分の映像「大阪市ニュース」から万博に関連する36本を放映する。
新聞紙面は、一般公開初日の1970(昭和45)年3月16日に「人出伸びず」と報じる紙面や、閉会1週間前の同年9月7日には「未来都市マヒ」と混雑する様子を伝える紙面などを25枚のパネルで時系列に展示する。開幕日(3月15日)と閉幕日(9月14日)の紙面は原本も展示する。
映像は同万博開催に向け、地下鉄の建設や新御堂筋・中央大通りの道路整備など大規模な都市計画の様子も映像で伝える。中央区役所まち魅力推進担当課長の北風敏幸さんは「万博開催前の土木や建築など、今の大阪が出来上がる様子が分かり、歴史的な価値がある映像。多くの人に見てほしい」と話す。6日以降は大阪市中央区公式YouTubeチャンネルと中央区にぎわい発見サイト「大阪中心」で映像を公開する。
隣接する会場では2月28日まで、2025年大阪・関西万博に関する展示や公式キャラクター「ミャクミャク」のフォトスポットパネルを設置する。同万博開催800日前に当たる2月3日14時にはミャクミャクが来場し、先着100人に記念品を進呈する。
2月5日まで。