大阪市は2月10日、戎橋詰に新設する「公衆トイレ」デザインの最優秀案を決定した。
施設老朽化のため2021年に運用をやめ、昨年建て替えのために解体した同トイレ。同市は163点の公募から、松本秀樹さんの「個の集合体が創る新しい公共性」を最優秀案として選んだ。
公衆トイレの新デザインは、5つのブースを個室化し高さの違うブロックが寄り添ったような外観が特徴。それぞれのブースの外壁をガラスレンガで作り内部の光を透過する「行燈(あんどん)」構造が、防犯性や認知性を高める役割を担う。
建築面積は約11平方メートル。最高の高さは3.5メートル。概算工事費は主体工事費が約2,600万円、設備工事費や諸経費を含めると約4,400万円。大阪市は、2023年度に工事を始め、2024年の完成を目指す。