居酒屋・マルシェが新業態「寿司一献」-大阪・難波に1号店

店内の様子。BGMは、店長の高尾さん(右)がセレクトした「懐メロ」が流れる

店内の様子。BGMは、店長の高尾さん(右)がセレクトした「懐メロ」が流れる

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 居酒屋「酔虎伝」、炭火焼き「八剣伝」などを展開するマルシェ(大阪市阿倍野区)は8月28日、新業態のすし専門店「寿司一献」の1号店となる「湊町東店」(大阪市浪速区難波中1、TEL 06-4396-7791)をオープンした。

鮮度にこだわったネタを低価格で提供

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 同社では、居酒屋に比べて調理面積や厨房器具などの設備投資が軽く済むこと、海外でも食べられ世界への発展性も見込めることから「すし」に注目した。さらに、昼・夜・深夜の3シーンで食べられ、アルコールとペアになることで客単価を上げることができること、「3,000円で釣を出さなければならない大衆居酒屋に対し、同じ人でもすしの予算では5,000円以上を見積もるという特性がある」(同社執行役員の原岡正幸さん)ことから、ビジネスとしてすし業態の本格展開を決めたという。

 「すし屋は昔から敷居が高いと思われがちだが、気軽に入れて、お酒と本格寿司を安く提供できる店はきっと喜んでいただけるはず」と原岡さん。鮮度にこだわったネタを低価格で提供するため、内装にはあえてこだわらず大衆的な雰囲気にした。15坪の店内に、カウンターとテーブル計33席を設ける。メーンターゲットは、50~60代のシニア世代の男性と団塊ジュニア。原岡さんは、「子どものころ回転すしを食べて育った方にも、『本当の味』を知ってもらいたい」と話す。

 握りは2貫1皿=180円から提供し、ネタは季節により異なる。「おすすめ」(同店)は、トロ・中トロ・赤身の3種が盛られた「まぐろ味くらべ」(造り)、「天然ミナミまぐろ」(造り、寿司)など。日替わりの造りや焼き物、一品料理、デザートなども用意する。アルコールは、生ビール、日本酒、焼酎など。客単価は3,200円。

 「目指すのは、一人ひとりのニーズに応えることのできる『個人店』」(原岡さん)。従来のフランチャイズとは異なる方法で、多店舗展開も視野に入れる。目標年商は5,000万円。

 営業時間は16時~23時(ネタが売切れ次第終了)。

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