大阪・北堀江のギャラリー「Artist Space CERO」（大阪市西区北堀江1、TEL 06-6538-0077）で9月8日より、アートパズルを組み上げる「PUZZLE PROJECT 2008」の大阪展が開催されている。

　パズルプロジェクトは、「fusion」をコンセプトとし「アートで国境や宗教、民族、人種を越える！そして、繋ぐ！」をテーマに、アーティストの稲葉高志さんを中心として2006年より始まったアートプロジェクト。約30平方センチメートルのジグソーパズル各ピースに、国内外の参加アーティストがペイントなどのアートを施し、それらを組み上げていくもの。パズルは組み換えが可能で、全体としての「完成形」はないという。

　同展では、日本をはじめ、韓国、アメリカ、オーストラリア、イギリス、スウェーデン、ロシア、メキシコなどから約60人のアーティストが参加。アーティストらにより彩られたジグソーパズル作品は、主催者である稲葉さん自身が毎日会場で組み立てを行う、「ワーク・イン・プログレス」形式で展示する。

　同展担当者は「パズルは毎日組み換えを行い、会場の雰囲気も1日ごとに変わるので、毎日来場いただいても面白いのでは」と話す。

　開催時間は13時～19時（最終日は17時まで）。9月20日まで。大阪展終了後、10月20日よりイギリスで「ロンドン展」を開催。大阪展の参加アーティストに加え約60人が参加を予定している。