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心斎橋大丸店前に花壇 社員食堂から出る生ごみ利用して堆肥に

花を植える様子

花を植える様子

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 大丸心斎橋店(大阪市中央区心斎橋筋1)の職員などが11月7日、御堂筋に面する花壇に花を植えた。

完成した花壇

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 同館が「まちに緑を広げる」ことを目的に2022年から取り組む「SHINSAIBASHIグリーンプロジェクト」の一環で、発案者は同店外商部門に所属する井関亜希子さん。今年5月には、生ごみを堆肥にする容器「コンポスト」を同館に隣接する心斎橋パルコ屋上に設置。大丸社員とパルコ社員が共同で使うパルコの社員食堂から出る生ごみを投入したり、かき混ぜて熟成させたりしてきた。8月時点で重さ約200キロの生ごみを堆肥にできたという。

 花壇設置にあたっては、大阪市建設局や長堀・心斎橋・南船場の企業や商店で構成するNPO法人「長堀21世紀の会」が協力。大阪市から借りた御堂筋の側道沿いにある植樹帯の一部を花壇にした。同会有志や大丸心斎橋店の従業員などが集まり、堆肥と土を混ぜたり、花壇に花600株を約2時間かけて植えたりした。花壇の広さは約12平方メートルで、花はマーガレット、シクラメンなど7種類。年2回の入れ替えを予定する。

 井関さんは「ここがゴールではなく、スタート。今後は一般の人も巻き込んだイベントも考えていきたい。一緒に御堂筋をきれいにしていけたら」と話す。

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