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道頓堀商店街10カ所にごみ箱設置 「クリーンなまちづくり」目指し

除幕式に参加した道頓堀商店会の上山勝也会長とその関係者ら

除幕式に参加した道頓堀商店会の上山勝也会長とその関係者ら

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 ICTを活用したごみ箱「スマートごみ箱」の設置が11月16日、道頓堀商店街(大阪市中央区道頓堀)で始まった。

道頓堀商店街メインストリートに設置

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 「スマートごみ箱」の設置は、道頓堀商店会が実施主体となり、JTBやNTTコミュニケーションズ、フォーステック、合同衛生が協力して取り組む。ポイ捨てによる景観の悪化や公衆衛生への対応が課題となっている道頓堀商店街は、1月、「スマートごみ箱」を設置する実証実験を実施。ごみの減少や危険物の投入や落書きなどのトラブルがないことを受け、本格的に運用を始める。

 「スマートごみ箱」は、御堂筋から相合橋付近の道頓堀商店街メインストリートに約30メートル間隔で10カ所に設置。捨てられるごみは、普通ごみとペットボトル・かん・ビン。普通ごみ箱には、一定量がたまると圧縮する装置が自動で働き、同じサイズのごみ箱の約6倍に当たる600リットルを収容できる。遠隔でスタッフがスマートフォンでごみの蓄積量を把握できる機能も備え、省人化にも配慮する。自動圧縮やごみの量の検知などに必要な電力は、ごみ箱の上に設置したソーラーパネルで賄う。

 道頓堀商店会の上山勝也会長は「今までごみがごみを呼ぶ状態が続いていた。さまざまな人や企業の協力があってごみ箱が設置できた。道頓堀をきれいにして、最終的にはミナミのまち全体がきれいになればうれしい」と話す。

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