伊勢エビラーメン店「えびの女神」(大阪市浪速区元町1)が6月12日にオープンして1カ月がたった。
水産物の輸出入やエビの養殖事業などを手がける「A.A.O passion(エイエイオーパッション)」(元町2)が運営する同店。林律子社長は「伊勢エビの漁獲量は減少傾向にある。弱っている個体は廃棄することが多いが、急速冷凍技術を使えばおいしく食べられる。ラーメンならうまく活用できると考えオープンした」と話す。伊勢エビや海をイメージし赤や青、黄色を基調とする店内にはUSB口付き電源も用意し、カウンターとテーブル席合わせて12席を設置する。
メニューは、味付け卵、小松菜、白長ネギ、キクラゲを載せた「女神セット」(2,000円)、頭も含めた半身の伊勢エビ、アワビを加えた「女神の極みセット」(5,500円)の2種類。スープは、水と伊勢エビを3~4時間煮込んだものにかえし(たれ)を合わせる。店長の大邉直美さんは「香りや味の濃さにもこだわっている。伊勢エビ4キロでスープ30杯ほどしか作れない」と話す。それぞれ、しょうゆとみそ味を用意し、レモンや白ご飯、リゾット用チーズが付く。
大邉店長は「20~30代の女性利用客が多く、一人でも入店しやすい雰囲気が特徴。ラーメンを通して、伊勢エビの魅力を伝えられたら」と話す。
営業時間は、11時~14時、17時~22時。木曜定休。