企画展「DESIGN MANIA~百貨店・SCのデザイン~」が9月7日、高島屋東別館(大阪市浪速区日本橋3)3階「高島屋資料館」の企画展示室で始まった。
高島屋が展開する百貨店とSC(ショッピングセンター)の過去、現在、未来像を紹介する同展。会場は、「広告」「衣服」「生活」「まち」の4つのデザインを軸に展開し、ポスターや新聞、チラシ、写真などの資料100点以上を前半・後半で入れ替えて展示する。
「広告のデザイン」では、1930(昭和5)年12月に南海高島屋が一部開店したことを伝えるポスターや、1933(昭和8)年に東京高島屋の新築開店を記念して開催した「全店感謝大安売」の大ポスターなど各時代を彩った広告宣伝物を紹介。「衣服のデザイン」では、「ロメオ・ジリ」「ティエリー・ミュグレー」などの衣服を展示し、世界的なブランドと連携し最新の流行を発信し続けたことを伝える。
学芸員の高井多佳子さんは「高島屋の歴史を振り返った時に常に新しいデザインを求め、開発し紹介してきた、そんな歴史の繰り返しだと思いデザイン尽くしの展覧会を企画した。『デザイン』を通して高島屋の歴史を知ってもらえれば」と話す。
開館時間は10時~17時。入館無料。火曜・水曜休館。10月31日~11月8日は展示入れ替えのため休館。12月23日まで。