
民泊施設「Villa Dotonbori(ヴィラ道頓堀)」(大阪市中央区東心斎橋1)が東心斎橋にオープンして、3カ月がたった。
一棟貸し切りで最大13人が宿泊できる同施設。同じ東心斎橋のホテル「HOTEL THE Grandee(ホテル・ザ・グランデ)心斎橋」を運営するBLUE BOX(同)が初めて手がける民泊施設としてオープン。同社外販事業部部長の畑野良平さんは「万博が始まることにより外国人観光客が増加し、大人数で宿泊できる施設のニーズが高まることを見込んだ」と話す。
屋上を備えた同館は5階建てで、延べ面積は146平方メートル。現代的なデザインに照明機能を備えた和傘や日本刀のオブジェ、ちょうちんを随所に飾るなど「和モダン」な空間に仕上げた。
1階には、エントランスとシューズラックを設置。2階には、建物の約11メートルもの奥行きを生かしたリビングルームを用意。壁面には大阪の観光マップをデザインし、旅の計画を練るなどして宿泊客全員が一堂に集まれるよう設計した。IHコンロやキッチン家電、70インチのテレビなども備える。
3階・4階には、それぞれベッド2台を設けた寝室3部屋を用意。3階には、ソファベッド2台を設け、寝室としても利用できるリビングルームを備える。5階には、丸型の風呂おけを備えた屋上露天風呂を設置するほか、屋内には、バスタブ付きのバスルーム、ドレッサー2台、洗濯機、乾燥機も用意する。
畑野さんは「オープン後は外国人観光客の利用が多く、最長8泊と長期での滞在もあった。関西の観光拠点として利用してもらい、民泊事業を通して、さらなるなんば観光の発展に寄与できれば」と話す。
宿泊料金は8万円~。