大阪・ミナミの南堀江に11月23日、洗濯代行サービスを展開する「WASH&FOLD（ウォッシュ&フォールド）南堀江オレンジストリート店」（大阪市西区南堀江2、TEL 06-6532-8503）が関西初出店する。

青を基調とした店舗外観の様子

　アメリカ生まれの洗濯サービスを日本向けにアレンジして提供するもので、アピッシュ（東京都渋谷区）が東京・代々木に2005年に初出店して以来、フランチャイズ店として新宿にも展開、南堀江オレンジストリート店が3号店となる。洗濯、乾燥、手たたみを代行、集荷と配達も併せて行う会員制サービスを中心に提供する。

　大阪出店について、同社の三浦弘平さんは「日本ではアメリカのように洗濯物を外に預ける習慣が根付いていない。時間をうまく使って生活の質をよりよくしていきたいと考える大阪の人が多く、そうした人たちには新しいサービスは受け入れられやすいのでは」と話す。

　最大8キログラムまで詰めることができる専用のランドリーバッグは詰め放題。水洗いができる毛布などにも対応する。スタッフが集荷、洗濯、乾燥、手たたみを行い、翌々日に届けるサービス（2,800円）を提供。ランドリーバッグを店に直接持ち込こともできる（2,000円）。一律料金とすることでシンプルな料金体系にした。集荷と配達は西区を中心に、中之島、桜川、九条、松屋町などをエリアに含む。集荷は電話で受け付け、時間帯指定で対応。近隣のクリーニング店と提携したクリーニングサービスも提供する。ワイシャツ＝220円～、ジャケット＝800円～、毛布＝1,000円など（集荷、配達の場合）。

　店内は一般的なコインランドリーにはないおしゃれ感を演出した明るい内装にすることで、女性でも入りやすく、洗濯物を預けやすい雰囲気にした。カウンターではスタッフが洗濯した衣類を畳んでいるところを見ることができ、安心感や信頼感を伝えるという。コインランドリーも併設しており、アメリカ製の洗濯機（1回＝400円）や乾燥機（8分＝100円）を設置、待ち時間にゆっくりくつろげるよういすも用意した。同店オーナーの横川美香さんは「南堀江は情報に敏感な街で、単身者が比較的多い。忙しい単身者に時間を買うイメージで気軽に使ってもらえるのでは」と期待を寄せる。

　オープン当初は20～40代前半を主な利用者と位置づけ、「まずは安心感や信頼感を持っていただけるようにし、いずれは主婦や年配の方にも利用してもらえるようにしていきたい」（横川さん）と意気込む。

　営業時間は10時～23時。当日の集荷受付は20時まで。木曜定休。