法善寺横丁のうどん店でミニ寄席-ミナミの文化を肌で

桂福六さんの落語に25人の観客は引き込まれていく

桂福六さんの落語に25人の観客は引き込まれていく

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 大阪・ミナミの法善寺近くのうどん店で落語などの寄席を定期的に開催する「ミニ寄席」が開かれており、「大阪の文化を身近に感じられる」として注目を浴びている。

客席との距離が近く、噺家の息づかいも伝わってくる

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 ミニ寄席を開いているのは「せんば屋」(大阪市中央区難波1、TEL 06-6213-8001)。法善寺境内に定席の寄席小屋ができることを耳にし、店内で寄席を開くことを思いついた。発起人である桂福団治さんの「ミナミの文化を大切にしていきたい」との考えに同店のオーナーが感銘を受け、若手のはなし家に落語を披露してもらう場を提供することになった。

 ミニ寄席が開かれるのは店舗1階で、客席は25席を確保。天井にちょうちんをつり下げ、高座を設けた。11月のある回では桂福丸さんと桂福六さんが落語を披露し、小さなうどん店に集まった観客の25人は落語の世界に引き込まれていた。客席との距離が近く、「生の落語を肌で感じることができる」と女将の田辺まなみさん。

 開催は毎月第2、第4金曜の18時30分から。予約制で「寄席弁当」が付いて5,000円。次回は12月12日で、林家笑丸さんと桂福車さんが出演、同26日には森乃石松さんと桂丸福さんが出演する。両日とも若干の空きがあり、1月以降も空席がある。

 田辺さんは「寄席を身近に感じてもらう良い機会。寄席に親しんでもらうきっかけになれば」と話す。

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