阪神電鉄と近鉄は2月20日、今年3月20日に始まる阪神電鉄との相互直通運転の時刻表を発表した。
相互直通運転は、阪神なんば線の西九条-大阪難波間3.8キロメートルが開業するのに合わせて、両社が三宮-近鉄奈良間で「快速急行」などを最速76分で運転するもの。1月26日にはなんば線で乗務員が訓練運転を開始し、開業に向けての準備を整えている。
同日に発売を開始した三宮-近鉄奈良間などが1日乗り放題の「相互直通運転開始記念 阪神-近鉄 お試しチケット」購入客に購入枚数分の時刻表を配布。近鉄奈良線や阪神本線、阪神なんば線など相互直通運転全区間で運転される列車を掲載している。阪神なんば線内で最も多く列車が運転される平日の8時台に大阪難波駅を出発する列車は、主要駅に停車する「三宮行き快速急行」が4本、各駅に停車する「尼崎行き普通」が6本。
平日の日中は、大阪難波駅を神戸方面に発車する列車は、共に尼崎駅まで各駅に停車する「三宮行き快速急行」と「尼崎行き普通」を10分間隔で交互に運転する。土曜・休日の日中は、「尼崎行き普通」を10分間隔で運転し、主要駅に停車する「三宮行き快速急行」を20分間隔で運転する。