阪神なんば線、いよいよ明日開業-記念グッズやイベント続々

3月19日未明にリニューアルした「大阪難波駅」の電光パネル

3月19日未明にリニューアルした「大阪難波駅」の電光パネル

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 阪神なんば線(西九条-大阪難波間、3.8キロメートル)の開業を明日に控え、沿線では記念イベントなどで祝賀ムードを盛り上げる。

開業を記念して限定商品の発売も

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 同線の開業と同時に、近鉄と阪神電鉄が三宮-近鉄奈良間を最速76分で結ぶ「快速急行」など、神戸-奈良間を乗り換えなしで結ぶ直通列車の運転を始める。これにより、両都市間や両都市と大阪・ミナミとの間で活発な交流が期待される。

 近鉄は、阪神電鉄との接続駅である近鉄難波駅を「大阪難波駅」に改称する。3月19日未明に、同駅の真上に立つ近鉄難波ビルの駅名電光パネルが「大阪難波駅」にリニューアルされ、初点灯が行われた。電光パネルの表示には、新たに阪神線の案内「尼崎、甲子園、三宮方面」を追加し、直通運転開始をアピールする。

 大阪難波駅に直結するなんばウォークでは3月20日の開業当日、奈良と神戸のご当地マスコットキャラクター5体が集結し、開通記念の祝賀セレモニーを行う。奈良からは「せんとくん」「まんとくん」「なーむくん」が、神戸からは兵庫県政PRマスコット「はばタン」、神戸ファッションウィーク公式キャラクター「コーベアー」が参加し、なんばウォークのキャラクター犬「なんばワン」とともにクジラパークで開業を祝う。開催時間は13時30分~14時。

 ミナミに乗り入れる阪神電鉄と難波駅で初めて接続することになった南海電鉄は、同社が発行する女性向け情報紙「P+natts(ピーナッツ)」最新号の表紙に阪神タイガースの真弓明信監督を起用した。阪神電鉄の協力で実現したもので、3月19日に発行した「P+natts 4月号」に掲載した。同号では、阪神なんば線開業によって利便性が増す阪神なんば線の魅力を阪神電鉄社員が紹介するほか、南海電鉄社員が難波の魅力を紹介し、両社沿線からの利用を促進する。

 南海電鉄は、自社沿線以外に阪神沿線でも同紙を配布することで、認知度向上を図る考え。南海電鉄難波駅など20駅をはじめ、阪神電鉄三宮駅など5駅などに設置する。無料。

 近鉄と阪神電鉄でも、開業当日の3月20日から両社が共同で記念グッズを販売、記念入場券やスルッとKANSAIカード、電車のマスコットモデル「Bトレインショーティー」などを用意する。

 沿線店舗でも開通を記念した商品の販売に力を入れる。なんばウォークのあぶらとり紙専門店「ひより」(TEL 06-6213-6226)では、阪神なんば線開通記念「まんとくんコラボセット」を同店限定で販売する。平城遷都1300年祭のマスコットキャラクター「まんとくん」を表紙にしたあぶらとり紙に、たこ焼きなどが描かれた「大阪限定」など3種類をセットにした。各1冊=20枚つづり。価格は1,553円。

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