大阪ミナミの「道頓堀 白いタイヤキ」(大阪市中央区道頓堀1、TEL 06-6213-8801)が人気を集め、連日長蛇の列ができている。
同店は昨年10月に300円均一ショップ「三日月百子 道頓堀店」の一角に店舗を設けて営業を始めた。九州で人気の「白いタイヤキ」は、外側が白く、モチモチとした食感が特徴。中身は「黒餡(くろあん)」や「白餡(しろあん)」などオーソドックスなものから「カスタード」「抹茶」「チョコ」まで豊富。今年に入り各種メディアでも相次いで取り上げられ、3月中旬ごろからは行列ができるようになった。
現在は、平日や週末を問わず開店前から夕方近くまで行列が絶えない。最も多い時で100人が列を作り、買うまでに1時間近く待つことも。三日月百子の物河昭社長は「白いタイヤキは珍しい食べ物。人通りの多い場所に出店したことも大きかった。並ぶ楽しみもあるようだ」と話す。1日1,000個以上を売り上げ、工房ではフル稼働での製造が続くが、閉店時刻を待たずに売り切れ「18時ごろに閉店することもある」(物河社長)とうれしい悲鳴。
売れ筋は「カスタード」(170円)や「黒餡(くろあん)」(160円)など。新メニューとして「やきいも」(200円)を追加、「日本人に受け入れられやすい味」と物河祐亮店長。学生の卒業旅行シーズンに入り、若い女性の比率が増えた。物河店長は「その場で食べていく人とおみやげに6個セットの『道頓堀セット』を買っていく人に分かれる。お土産用にも使えるようたい焼きは一つひとつ包装している。箱も用意しており来店客から好評」と話す。
4月1日からは「キャラメル」(200円)の販売を開始し、5月にも新メニューを検討しているという。「ポテンシャルはまだまだあると考えている」(物河店長)。今後は、製造数を増やしながら、新メニューを投入していく。
営業時間は、平日=12時~22時、土曜・日曜・祝日=11時~22時。売り切れ次第終了する。