スイスホテル南海大阪(大阪市中央区難波5)は4月25日、低カロリーケーキ「ドーム」の提供を開始した。
考案したのは、今年1月にエグゼクティブペストリーシェフとなったマークス・フーバーさん。増加している糖尿病やメタボリックシンドロームなどの成人病に着目し、低カロリーのケーキ10種類を開発、3カ月に及ぶテイスティングで改良を加えて完成にこぎ着けた。
ケーキは、新鮮な果物をピューレ状のまま凍らせて使うことで果物が持つビタミンを最大限に生かしながらも、低カロリーにこだわった。砂糖を極力使わない一方、脂肪分の少ない生クリームを使うなど工夫した。半球状のドームはスポンジケーキと卵白にのみ熱を加えるため、ピューレ状の果物の新鮮さは損なわれないという。
チョコレートスポンジケーキや100%アプリコットピューレ、100%ブラックベリーピューレなどを使った「アプリコットドーム(ブラックベリーソース入り)」や、バニラスポンジケーキ、100%パッションフルーツピューレ、ココアパウダーなどを使った「パッションフルーツドーム(ライトチョコレート入り)」など全10種類。カロリーは92~148キロカロリーと、ショートケーキ1カットのカロリーの4分の1~3分の1に抑えた。4月9日から5種類を先行販売したが、利用客には好評だったという。
価格は各440円。1階「メラ カフェ」と6階「カフェ スイス」で提供する。