大阪・新町の「ギャラリー マゴット」(大阪市西区新町1、TEL 06-6940-7257)で5月1日より、写真に詩を織り込んだコラボレーション作品を展示する「詩写真」展が開催される。
同展は、ギャラリーのオーナーでもある大木一範さんと、大木さんの中学、高校の同級生である詩人の高田文月さんとのコラボレーションによるもの。大木さんが撮影した写真と、高田さんが詠んだ詩を合成し、写真の上に文字を織り込んだ。二人の地盤である大阪市西成区周辺を題材にした作品約15点を展示する。
大木さんは「作品に説明的なイメージを付加するのを避けるため、写真と詩には関連はない。偶然に符合するものもあれば、まったく相いれない組み合わせもある。また新しい意味、意図していなかった意味が生じる可能性もあるだろうし、見る側も、そこに意味を見出そうとする。あるいは見出してくれる。それを楽しみたい」と話す。
大木さんは2006年に教員生活を辞め、写真を中心とした「ギャラリー マゴット」を昭和町に開設、昨年2月に現在の四ツ橋に移転した。ギャラリーとインターネットを通して、作品を発表し続けている。高田さんは、田辺聖子さんらも在籍した大阪文学学校を修了し、現在は同校で講師をするほか、詩集やエッセーなどを執筆、出版している。
開催時間は12時~20時(最終日のみ18時まで)。5月7日まで。