北堀江にチョコレートにこだわったスイーツ店「ノボベント」-長崎堂が新業態

白を基調にした20坪の店内は「宇宙船」をイメージしてデザインした

白を基調にした20坪の店内は「宇宙船」をイメージしてデザインした

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 北堀江の複合ビル「北堀江コレット」に5月30日、スイーツ店「ノボベント 北堀江本店」(大阪市西区北堀江1、TEL 06-6539-0025)がオープンした。チョコレートをコーティングしたバウムクーヘンや、カステラを焼いてチョコレートをしみこませたラスクなど、チョコレートにこだわったスイーツを販売する。

「おいしい実験」が楽しめるチョコレートフォンデュ

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 同店は、カステラなどを製造・販売する長崎堂(中央区心斎橋筋2)の新業態店。これまで百貨店での催事販売を中心に展開していたが、新ブランド「ノボベント」として本格展開することになり、旗艦店として北堀江に出店した。

 北堀江への出店について、同社マーケティング部の伊藤浩至さんは「立花通りを中心とした南堀江ほど人通りが多すぎないことが理由」と話す。「なにわ筋と四ツ橋筋の間にはスイーツ店が少なかった」とも。

 白を基調にした20坪の店内は「宇宙船」をイメージしてデザインした。テークアウト用の商品のほか、イートインスペース15席を併設し、ドリンクなども提供する。想定客単価は1,500円。メーンターゲットは20代後半の女性だが、近隣に勤める男性会社員の手土産需要も狙う。

 しっとりとしたバウムクーヘンにチョコレートをコーティングした「NOVO BAUZ」(1,890円、イートインは6分の1カット=315円)、スライスしたカステラを再び焼きあげチョコレートをしみこませたラスク「NOVO RUSX」(168円)が看板メニュー。夏季限定でオレンジゼリーをバウムクーヘンで包んだ「O-LA O-LA」(1,470円、イートインは6分の1カット=263円)も。今後もチョコレートを使用した新メニューを追加していく予定。

 イートイン限定で提供する「NOVO LABO」(735円)は、カステラ、ラスク、バウムクーヘンなどで楽しむチョコレートフォンデュ。「おいしい実験」というコンセプトにちなみ、チョコレートは実験用のビーカーに入れて提供する。チョコレートアイスにソーダを注いで飲む「ESPUMA」(578円)などの珍しいメニューも。

 チョコレートの風味にこだわり、チョコレートのコーティング作業は店内で行う。「作ってすぐのほうがおいしいし臨場感がある。来店客には近隣に住んでいる人も多く、購入してすぐに食べていただけるのも魅力」と伊藤さん。

 店名の「NOVO VENTO」は、「新しい風」を意味するポルトガル語。「社内にも街にもお客さまにも『新しい風』になりたい」と伊藤さん。スタッフには今年入社の新入社員を積極的に起用した。今後は店舗の認知度を高めていくのが課題だという。

 営業時間は11時30分~20時。

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