南船場で写真展「月間写真オーサカ」-24区を24人の写真家が撮影

「月間写真オーサカ」の様子

「月間写真オーサカ」の様子

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 南船場の写真ギャラリー「BEATS GALLERY」(大阪市中央区南船場2、TEL 06-7505-1683)で現在、大阪をテーマにした写真展「月間写真オーサカ」が開催されている。

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 同ギャラリーは、8年前に岡島慎一郎さんが中心となって開設し、2年前に南船場に移転した。プロカメラマンや写真家などの有志が運営費を出し合って活動する。

 6月1日が「写真の日」であることにちなみ「月間写真オーサカ」を開催、週替わりで大阪をテーマにした写真展を行う。第1週~第3週には、大阪市全24区を24人の写真家が1区ずつ担当し撮影した風景などの写真を展示する「大阪24区」を開催する。1週目は福島区や東淀川区、西成区など8区、2週目は東成区や城東区、淀川区、住之江区など8区、3週目は北区や旭区、中央区など8区。各週80点程度を展示する。同展担当の吉田真啓さんは「展示を通じて、大阪で写真活動をすること、大阪の写真を撮ること、大阪で生活することを改めて考えたい」と話す。

 同ギャラリーを「わたしにとっては写真道場のような存在」と話す杉あつよさんは、最終週に個展「大阪ひとり24区・左向きのゆきあし」を開く。杉さんが1人で24区を回り撮影した写真を展示する。1区あたり300~400枚の写真を撮影、市内で運行されている「赤バス」に乗り、最後列左の窓側から見た大阪の街の風景をカメラに収めた。赤バスの運行されていない中央区と西区は自転車で回った。同バスには年配の利用客が多く、杉さんは「写真を撮っていると会話が生まれるきっかけになり、心が温まる思いがした」と話す。

 各週最終日17時からは出展者らが出席する「公開反省会」を行い、作品への思いを話したり作品の批評をし合ったりする。吉田さんは「ギャラリーには写真に熱心な人が多く集まってきている。多くの人に写真を見ていただければ」と話す。

 開廊日は金曜・土曜・日曜。開廊時間は、金曜=18時~22時、土曜=13時~22時、日曜=13時~18時。

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