アメリカ村に5月23日、「クリッターズバーガー 心斎橋1号店」(大阪市中央区西心斎橋1、TEL 06-4963-9840)がオープンした。
同店は昨年夏に移動販売車で「クリッターズバーガー」の販売を開始、野外フェスや神戸コレクションなど関西の各種イベントに出店し、完売するほどの人気を集める。栗田宗太朗さん、研二朗さん兄弟が、国内やアメリカでハンバーガーを食べ歩き、安心・安全にこだわった納得のいくハンバーガーを作りたいという思いで生まれた。宗太朗さんは「最初は移動販売車で販売し、その後自分たちの店を持つ計画を立てていた」と話し、なじみの深いアメリカ村に出店することにしたという。
2人の実家は吹田市でパン店を営んでおり、バンズは北海道産小麦をブレンドして天然酵母でじっくり熟成させて焼き上げる。パテは赤身をブロックで仕入れて独自に牛脂と配合、つなぎを使わない100%ビーフとした。ハンバーガーは、「クリッターズバーガー」(730円)をはじめ、一番人気の「クリッターズチーズバーガー」(780円)や「アボガドバーガー」(850円)、「モッツァレラマッシュルームバーガー」(880円)など10種類。いずれもポテトとピクルスが付く。ランチ時間帯(月曜~金曜、11時30分~16時)には「バーガープレートセット」(800円)を提供、クリッターズバーガーなど5種類のバーガーから選択、ミニサラダ、ポテト、ソフトドリンクが付く。
ドリンクは、さっぱりとした飲みやすさが特徴の青リンゴのビール「ニュートン」(700円)やワイングラスで飲む「ドゥシャス・デ・ブルゴーニュ」(800円)など世界のビール約35種類を取りそろえる。「ハンバーガーに合うビールを選んで置いている。ビールが飲めない人や女性もぜひ」と宗太朗さん。ビール選びで迷っている人には好みを聞いて薦めることもあるという。ほかにワインやカクテル、ソフトドリンクも取り扱う。
来店客は20~30代が中心で、平日のランチ時間帯は女性の来店客が多い。そのほか店舗周辺に勤めるショップ店員の利用も。席数はカウンター、テーブル席を合わせて約25席。
宗太朗さんは「東京では、夜になるとハンバーガーにビールといったスタイルが定着している」と話し、「関西でも、まずは月2回でも『晩ご飯にハンバーガー』というスタイルを定着させていきたい」(同)と意気込みを語る。
営業時間は、日曜~木曜=11時~24時、金曜・土曜・祝前日=11時~深夜(不定)。