アメリカ村の劇団「テノヒラサイズ」、「農業」テーマに新作上演へ

「テノヒラサイズの致命的欠陥」の公演を行うテノヒラサイズ

「テノヒラサイズの致命的欠陥」の公演を行うテノヒラサイズ

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 アメリカ村の劇場「Soap Opera Classics(ソープオペラクラシックス)」(大阪市中央区西心斎橋1、TEL 06-6362-2001)で7月21日より、劇団「テノヒラサイズ」(鶴見区)が農業をテーマにした演劇「テノヒラサイズの致命的欠陥」を上演する。

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 同劇団は脚本・演出家のオカモト國ヒコさんを中心にあだち理絵子さん、井之上チャルさんら7人の俳優が集まり結成、今年2月にソープオペラクラシックスでこけら落としと劇団の旗揚げを兼ねて公演を行った。85席の小劇場は毎回立ち見が出る盛況ぶりで、20~30代の若い世代を中心に幅広い層の来場があったという。

 今回の公演では、あまり深く考えずにイメージで田舎に家を借り農業を始めてしまった「素人農家」を描く。都会生活を捨てて農業をやるために田舎にやってきた6人が、地域の人たちに受け入れてもらうためにミーティングを繰り返し、それを行動に移していく。その驚くべき行動に「致命的な欠陥」が隠されている…。

 公演にあたっては、衣装や小道具、音響、照明には頼らない舞台を目指しており、旗揚げ公演ではパイプいすを使ったパフォーマンスを行った。今回の公演でも「役者の身一つでできるパフォーマンス」(あだちさん)を行うという。スピード感のあるストーリー展開でコミカルに描くミーティング風景と本格サスペンスを融合させ、「アメ村的演劇」を繰り広げる。

 同劇団は今年12月にも第3回公演を予定しており、あだちさんは「わたしたちの公演はセット要らずなので、さまざまな場に活動を広げていきたい」と意欲をみせる。

 公演日時は、7月21日~24日=19時30分~、25日=15時~、19時~、26日=13時~、17時~。チケットは前売り=2,500円、当日=3,000円で、劇団ホームページとローソンチケットで取り扱う(全席自由)。学生は当日学生証(写真付き)提示で1,000円をキャッシュバックする。

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