南堀江に6月22日、うどんカフェ「+ant cafe(アントカフェ)」(大阪市西区南堀江2、TEL 06-6534-0070)がオープンし、静かな話題を呼んでいる。
南堀江の閑静な住宅街に店を構え、高台橋公園に面した立地。閉店した韓国料理店を代表の杉本美樹さんと小松秀史さんが中心になって手作りでカフェに改装、椅子なども自ら調達して手を加えた。カウンター席8席、テーブル席10席の店内はオレンジを基調とし、居心地の良いおしゃれな空間。
2人は何気なく出てきた「うどん」と「カフェ」というアイデアを組み合わせて店を始めた。「キーマカレーうどん」(800円)や「牛すじ煮込みうどん」(800円)など創作うどん約10種類が中心。温かいうどんと冷たいうどんを選べ、丼にもできる。
キーマカレーうどんは、野菜をペースト状にし、その水分で煮込む。炒めた牛ミンチなどを加えて味を整える。うどんは市販のうどんの1.2玉ほどが1人前で食べ応えがある。大盛り(150円加算)にもでき、市販の1.8玉分ぐらいになる。余ったルーに「おにぎりセット」(50円加算)のおにぎりを入れて食べる人も。
「日本人でうどんが苦手という人はあまりいない。また、うどん店に対するイメージがすでに固定概念としてあるので、『カフェでうどん』という新しいスタイルを広めていきたい」と小松さん。うどんとアルコールやコーヒー(400円)といった既存のうどん店にはないカフェならではの組み合わせも薦める。ドリンクはコロナやジーマ、ギネスなどのビール7種類(500円~)やハイボール、梅酒などを中心とした品ぞろえ。
平日はビジネスマンらがランチに訪れ、また夜間はバーとしての役割も。週末はショッピングの合間などに家族連れで訪れる人が多いという。
今後は季節ごとの限定メニューの提供も計画、杉本さんは「いつもにぎわっている店にしていきたい。ここに来れば落ち着くと感じていただける人が増えれば」と話す。「20人ほどでパーティーを開くことができれば」(同)とも。
営業時間は12時~24時。