難波のカフェで即興「笑顔」詩人の個展-即興詩書き下ろし企画も

「ひとつでも多くの笑顔を見たい」と会話からその人の印象を感じ取って色紙に書く牛飼さん(写真右)

「ひとつでも多くの笑顔を見たい」と会話からその人の印象を感じ取って色紙に書く牛飼さん(写真右)

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 なんばCITY本館(大阪市中央区難波5)2階のカフェ「有機茶寮 なんばCITY店」(TEL 06-6644-2782)で、即興「笑顔」詩人・牛飼座(うしかいざ)の個展が開かれている。

色紙に墨で詩を綴る

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 同展では、「牛飼座」として活動する牛飼勇太さんが、国内や世界各地を旅しながら、そこで出会った人たちに「笑顔になれる詩」をその場で書いて手渡すなどした作品を展示している。牛飼さんは、笑顔を大切にしていた父親をがんで亡くしたことをきっかけに、「一人でも多くの笑顔を見たい」と「笑顔になれる詩」を小学生のころに習った書道で書く活動を始めた。2007年4月からは半年かけて、バイクで「日本一周 笑顔増や詩(ふやし)の旅」に出かけ、各地の路上で約3,600人に詩を書いて回った。

 店長の谷矢尚希さんは「リピーターのお客さまが多い中、店に変化のあることができればと思いお願いした」と話す。店内には、牛飼さんが書いた大小さまざまな作品を展示、テラス席でも見ることができる。

 今月15日・16日には、店頭で牛飼さんが即興詩の書き下ろしイベントを行う。牛飼さんが会話を通して「その人が発している」印象を感じ取り、それを色紙に書いて贈る。色紙は3サイズあり、料金は1,000円~。開催時間は13時~15時。

 牛飼さんは今後「笑い療法士」の資格を取得し、再び日本一周の旅に出る計画を立てる。「末期のがんなど治療の難しい患者さんが入る各地のホスピスを訪れ、少しでも笑顔を引き出せる詩を渡したい」(牛飼さん)と話す。30歳を迎える2011年には自分自身の思いを活字でつづった本を出版する予定。

 営業時間は8時~22時(土曜・日曜・祝日は10時~)。今月16日まで。

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