丸紅(東京都千代田区)が「KPOキリンプラザ大阪」跡地で開発を進めている商業ビル「Luz (ラズ)心斎橋」の建設が進んでいる。
戎橋に隣接する502平方メートルの敷地に建設中の同ビルは、地下1階・地上7階の8フロアで、延べ床面積は2,500平方メートル。2007年10月に閉館した「KPOキリンプラザ大阪」跡地を昨年2月に取得した丸紅が、今年秋の竣工を目指し急ピッチで建設を進めている。
同店には、核テナントとしてスウェーデンのカジュアル衣料チェーン「ヘネス・アンド・モーリッツ(H&M)」が1階~4階に出店するほか、5階~7階には飲食店が出店を計画しており、来春の開業を予定する。
「Luz」は、丸紅の都市型商業ビルブランドで、7月17日に1号店となる「Luz 自由が丘」(東京都目黒区)がオープンした。30~40代の女性をメーンターゲットに据えたテナント構成とし、フィンランドのテキスタイルブランド「marimekko(マリメッコ)」などファッション、雑貨、アクセサリー店や飲食店など20店が出店している。
同社では今後「Luz」ブランドの商業ビルの展開を進める計画で、「Luz心斎橋」のほかに、神奈川県藤沢市、東京都大田区にも出店する予定。