なんば駅前の「ファーストキャビン 御堂筋難波」(大阪市中央区難波4、TEL 06-6631-8090)が女性用客室を12室から26室に拡張した。
同店は今年4月にオープン。従来のカプセルホテルと違い、「コンパクト&ラグジュアリー」をコンセプトに、飛行機のファーストクラスをイメージにした広くスタイリッシュな個室が特徴。各客室を「キャビン」と名付け、男性用99室、女性用12室で開業、男性フロアと女性フロアが入り口で分かれていることから、「女性客も安心して利用できる新タイプのホテル」としてアピールしてきた。
今回の女性用キャビンの拡張について、ファーストキャビン広報の鈴木さんは「8月に女性のお客さまに多くのご利用をいただいて、連日満室を記録した。それを受けて工事を行い、男性用のキャビンのうち14室分を女性エリアに組み込んだ。男女でエリアが分かれている特徴はそのままに、2倍以上の女性のお客さまに利用していただけるようになった」と話す。
当初20~40歳代のビジネス利用を中心に想定していたが、実際は「レジャー目的の方にも多く利用いただいている」(鈴木さん)という。「週末に大阪で遊んで終電を逃してしまった時などに、気軽に立ち寄っていただく客が増えている。約4割は関東方面からの客だが、関西圏からの利用も同じぐらいある。女性1人での利用も多い」とも。
同店は宿泊だけでなく、昼間に時間単位で利用できる「デイユースサービス」も行っている。鈴木さんは「買い物の途中でちょっと休憩していただくなど、女性のお客さまの利用スタイルをどんどん提案していきたい」と話す。オープン当初は男性の利用のみだったラウンジを7月から男女共用にし、6時30分~9時は朝食バイキング(300円)、20時~翌2時はビールの提供を行うなど、サービスの充実にも力を入れている。
利用料金は、宿泊(15時~翌10時)=4,800円、デイユース(24時間受付)=1時間あたり900円(利用は2時間以上)。