高島屋大阪店(大阪市中央区難波5、TEL 06-6631-1101)は10月7日、お正月のおせち料理の予約受け付けを開始した。
景気が低迷している中、「正月くらいはちょっぴりはりこんでおいしい料理を堪能したい、とおせちを購入される方が増える」と見込む同店では、過去最大規模だった昨年の277種類を上回る310種類のおせちを取りそろえ、昨年比2%増の売り上げを目指す。
同日、同店7階にオープンした「おせち料理承りコーナー」には、70種類のおせち料理のサンプルと注文コーナーを設けた。初日となった7日は、開店と同時に約100人が同コーナーを訪れ、お目当てのおせち料理を注文した。「人気の料亭のおせちはすぐに売り切れる」と広報担当の笠松容子さん。夕方までに「京料理 菊乃井 和三段重」(52,500円)などが売り切れた。
毎年人気が高い「吉兆」「美濃吉」など有名料亭のほか、最近では有名ホテルや人気レストランのおせち料理も堅調に伸びており、「京都国際ホテル」「宝塚ホテル」「コム・シノワ」「祇園おくむら」などのおせち料理もとりそろえた。そのほか「少人数お手ごろおせち」「ヘルシーおせち」なども。平均単価は昨年の20,833円と同程度を見込む。
また昨年「高島屋オリジナルおせち」として特別企画で提供した、国内の厳選食材で作る「特選和風おせち」(63,000円)が好調だったことから、今年は「逸品和風おせち」(三段重=39,900円、一段重=16,800円)を追加した。同商品は高島屋の人気コーナー「味百選」で取り扱う全国の「逸品」を集めたおせち料理で、京都・ひさご寿司の「伊達巻き」や滋賀・あゆの店きむらの「子持ち鮎」、福井・奥井海生堂の「昆布巻き」などを詰め合わせた。
同コーナーは13日からは本館地下に移動し、12月25日まで予約を受け付ける。