待ち合わせスポットとして多くの人に親しまれてきた南海難波駅の「ロケット」が8月23日、撤去される。
「ロケット広場」は1978年の竣工より29年間、大阪・ミナミの待ち合わせスポットとして多くの人に親しまれてきたが、南海電鉄と南海都市創造が進める「南海難波駅改良工事」に伴い撤去が決まった。8月10日より撤去の準備工事に入っており、23日には本体が撤去される予定。「ロケット広場」は2009年秋に「ウエルカムロビー(仮称)」として生まれ変わることとなる。
ウエルカムロビー(仮称)は、高さ30メートル、広さ1,200平方メートルの室内吹き抜け空間となる予定。両社では、「今月2日に第2滑走路をオープンした関西国際空港と、南海電鉄により直結する大阪の玄関口にふさわしい『交流結節拠点』、また同駅を中心とした周辺施設への『回遊空間』としての機能強化を目指す」という。
「ロケット」撤去に伴い両社では、「ロケット広場にまつわる思い出話」を募集している。応募作品の中から約10点を9月中旬にインターネットや「なんばCITY」館内などで発表する予定。応募は23日まで。
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