南海難波駅のコンコースで4月3日、奈良と高野山のPRイベント「来て!見て!ふれあって!奈良と高野山~せんとくん・こうやくんと一緒に遊ぼう!~」が開催された。
同イベントは、今年「平城遷都1300年祭」を開催する奈良と、2015年に「高野山開創1200年大法会」を開催する高野山、両会場の起点となるなんばで「互いの記念祭を一緒にアピールしよう」と行われたもの。南海電鉄と近鉄が主催した。
開始時間前から各記念祭のイメージキャラクター、奈良の「せんとくん」と高野山の「こうやくん」が姿を見せ、会場では撮影しようする見学者でにぎわった。1部では、せんとくんが得意のダンスで会場を沸かせたほか、「近日公式ホームページ上で発表予定」(高野山真言宗総本山金剛峯寺・宗務総長公室の素和博さん)というキダ・タローさん作詞・作曲のこうやくんのテーマ曲を一足先に披露した。2部では、一般公募で集まった小学生16人が、せんとくんとこうやくんの応援の下、8人ずつ奈良チームと高野チームに分かれて綱引き対抗戦を行い、3部では、参加者がせんとくんとこうやくんと一緒になんばパークスを散歩した。
実行委員の南海電鉄事業開発部・経営企画部の今中未余子さんは「普段から交流のある近鉄さんと『何か共同でイベントを』と半年ほど前から準備を進めてきた。特に子どもたちに『なんばでこんなことしたなぁ』という思い出を持って帰ってもらいたいと思い、綱引き対抗戦を企画した」と話す。「これからも今回のようなイベントを通して、一緒に関西の観光地を盛り上げていけたら」とも。