花火大会や夏祭りなどのイベントを前に、広域なんば圏の各商業施設では浴衣商戦がピークを迎えている。
高島屋大阪店(大阪市中央区難波5)は6月30日から、これまで6階の呉服売り場で販売していた浴衣関連商品を、1階正面の特設会場(約260平方メートル)で拡大展開している。
岡山県の工場で織った薄手のデニム地を使った「JOTARO デニムゆかた」(中心価格帯=5万400円~6万900円)、アフリカ諸国のテキスタイルを使用した個性的な浴衣「カオス(Kao’s)」(4万950円)、静岡県出身の若手下駄職人・鈴木千恵さんが作る「アートな下駄」(2万7,825円など)など珍しい商品のほか、高島屋として初めてとなる浴衣と帯をセットにした「ナイスプライスゆかた」(1万5,750円)も販売する。
「今年は古典柄や、着物の気分を味わえるもの、シックな着こなしが人気。売り場に来られる多くの方が2着目、3着目として商品を探されている」と広報担当の小出絵里子さん。
同店では7月4日、関西の女子大生や同店の客がモデルとなる「ゆかたファッションショー」も開催し、今年のトレンド浴衣や家族で楽しむ浴衣スタイルを提案する。開催は14時~、16時~の2回。
1階特設会場での展開は今月13日まで。