湊町リバープレイス(大阪市浪速区湊町1、TEL 06-4397-0571)の広場「プラザ1」で10月23日・24日、写真愛好家73人が制作したポストカード作品を展示・販売するイベント「エコーベリー・ポストカード写真展」が行われる。主催は、「写真でぼくたちにできる、何か」をテーマに写真展を企画するechoberry(エコーベリー)。
自分たちの行動が響いて(echo)実(berry)になってほしい――そんな思いをグループ名に込めたエコーベリーは昨年11月、大阪在住のカメラ仲間3人が立ち上げた。写真展を通じて、「出展者同士に交流が生まれること」「1人でも多くの人に写真を見てもらうこと」「売り上げを国内外の機関に寄付すること」を目標に掲げる。5月に行われた第1回写真展は、全国から集まった53人の写真愛好家が300枚のポストカードを展示、2日間で計3,000人の来場者と878枚の売り上げを記録した。その収益金は、来場者と出展者によるアンケートで選ばれた「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」と「日本盲導犬協会」に寄付したという。
2回目となる今回は、淡い色合いの「ガーリー系」からスタイリッシュなトイカメラ作品まで、400枚以上の「色とりどりのポストカードが集まった」(代表の小林左門さん)。出展者が自分の写真をプリントしたポストカード作品を展示・販売する「ポストカードの部」と、A4または四つ切サイズのパネルに写真を張って展示する「写真展示の部」の2ゾーンに分けて展示。23日の日没後は、出展者と来場者の「コミュニケーションイベント」として、キャンドルで展示会場をライトアップする「キャンドルナイト」も開催する。
初めて作品を発表するという参加者も多い同展。「写真は人に見てもらって、初めてうまくなっていくもの。参加者には、撮る楽しみに加えて、人に見てもらう楽しみを発見してほしい」と小林さん。他の地域からの参加者や問い合わせも増えてきたことから、「今後は他都市展開も考えている」という。「街行く人に見てもらうことを大切にしているので、場所選びには一番こだわった。ギャラリーとは一味違う、屋外展示の魅力を味わってもらえれば」とも。
開催時間は、23日=11時~17時(キャンドルナイトは日没~19時)、24日=11時~18時。荒天中止。