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心斎橋で子どもと大人が一緒に楽しむ展覧会-「人」テーマに50作品

「2000年後から見た現代社会」をテーマにした柴川敏之さんの作品

「2000年後から見た現代社会」をテーマにした柴川敏之さんの作品

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 大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室(大阪市中央区南船場3、TEL 06-4301-7285)で7月16日、子どもと大人が一緒に楽しむ夏休み展示企画「いつの人? どこの人? どんな人?」が始まった。

作品の横には子ども向けに質問プレートを設置

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 同企画は、同美術館が所有する美術作品を中心に、絵画、彫刻、写真、コラージュなど35作家の約50作品を展示するもので、大阪市小学校教育研究会図画工作部の先生方が協力し、子どもの視点に立った見せ方、体験学習ができるようにした。

 いくつかの作品の横には、子ども向けに質問プレートを設置、人物が描かれた作品には、「この人に名前をつけてみよう」「年れいはどれぐらい?」「男?女?」といった質問を用意するほか、入り口でワークシートを受け取り、展示されている6つの作品についての質問に回答したり、抽象的な作品に自分なりの絵を書き足すなどの体験ができる。

 学芸員の三井知行さんは「子どもの方が作品を見るのがうまい。特に抽象絵画は子どもの独壇場。大人目線で見るのをやめ、大人も子ども目線で見ることが大切」と話し、「例えば抽象的な作品を見て、大人が子どもに『これはよく分からないね』と言ってしまうと、子どもの芽を摘んでしまうことになる」と指摘する。

 7月16日・17日には、就実短期大学(岡山市)教授で、同展にも作品を出展する柴川敏之さんがワークショップ「2000年後の“いま”を発掘しよう!」を行う。布の下に隠された、現代を象徴するさまざまなものを、塗料を付けたローラーで布をなぞることで「発掘」できる。13時~17時に随時開催。柴川さんは「2000年後から見た現代社会」をテーマにした作品を製作しており、携帯電話やペットボトル、おもちゃなど、現代のさまざまな物が41世紀に発掘されたと想定した作品を展示する。

 入場料は一般=500円、大学・高校生=300円、中学生以下無料。営業時間は11時~19時。水曜定休(ただし8月10日・17日は営業)。8月30日まで。

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