![男女共用フロアはブルーのロッカー](https://images.keizai.biz/namba_keizai/headline/1312863534_photo.jpg)
難波駅近くに8月10日、月決め貸しロッカーサービス「マイロッカー」(大阪市浪速区難波中1、TEL 06-6645-1236)がオープンする。
ニューオーサカホテルグループで不動産業の聖(阿倍野区)が運営する。同社が保有する「なんばカルチャービル」の5・6階部分、2フロアに1524個のロッカーを設置。一定の月額利用料を支払うことで、営業時間中は随時、荷物の出し入れができる。
5階の女性専用フロアにはパウダースペース4席、6階の男女共用フロアにはデスクワーク用のブース2席を設けるほか、両フロアとも更衣室を2室ずつ設ける。セキュリティーに配慮し、フロアの各所に監視カメラを設置、1階で警備員がカメラの映像を監視する。利用客は、1階の受け付けで会員証を提示し、エレベーターとフロア入室用の鍵を受け取り入室する。各ロッカーの鍵は利用客が保有する。
利用料は、ロッカーのサイズにより異なり、月額1,500円(幅23.6センチ×奥行き29センチ×高さ36.2センチ)~8,000円(幅35.6センチ×奥行き45.5センチ×高さ182.6センチ)。最も多い1084個を用意する標準的なサイズ(幅35.6センチ×奥行き45.5センチ×高さ36.2センチ)は月額3,000円。別途保証金が必要(5,000円~1万円)。郵便物や宅配便をマイロッカーで受け取れる「私書箱サービス」は、受け取り1個につき300円が必要。
事業開発を担当する同社の宮原悟さんは「ビルの賃料相場がここ数年で下がり、ビルを貸すのではなく、独自サービスを開発することにした。東京にある貸しロッカーを調査したところ、女性利用が少なくセキュリティーに問題があったことから、まずはセキュリティーを重視することにした」と話す。「ビジネスマンの着替えや書類置き、女性が自宅住所を知られずにネット通販の受け取りに使うなどさまざまな利用が考えられる。口コミで利用者が広がれば」と期待を寄せる。
営業時間は7時~23時。同社は同日、同ビル3・4階部分に貸しカルチャースタジオもオープンする。運動系の講座を開く予定で、マイロッカーとの相乗効果にも期待する。