
「デシリットル・ファクトリー」(大阪市中央区日本橋1)が2月3日、2024年の日本橋エリアの店舗出店動向調査結果を発表した。
調査対象は北限を「なんさん通り」、南限を「阪神高速道路1号環状線(高架)」とし、その中に囲まれる「難波中2丁目」「日本橋3・4・5」の4エリアに設定。2024年は新規出店73店に対し、退店が54店にとどまり、19店増となった。出店が退店を上回るのは2021年から4年連続で、直近3年間で61店増と急増している。業態ではトレーディングカード専門店やコンセプトカフェが突出し、それぞれ約20店が出店。新規出店の約半数を占めた。
大阪・日本橋エリアでフリーペーパー「pontab(ぽんタブ)」の発行と地域情報サイト「NIPPON-BASHI SHOP HEADLINE(日本橋ショップヘッドライン)」を運営する同社。同エリアの現況を定量的に把握するため、2005(平成17)年から店舗の出店・退店状況や業種別動向などを調査しており、2008(平成20)年以降、毎年「日本橋地域の店舗出店動向調査」として発表している。
同エリアは訪日客の需要が回復したことにより、ホテル開業も目立つ。2026年春にはリーガロイヤルホテルの宿泊特化型ブランドが、同秋には大和ハウスグループのホテルブランド「MIMARU」が開業する。