大阪・ミナミの街づくりと活性化を目指す「ミナミまち育てネットワーク」が、より魅力的なミナミに向けたまちづくりビジョン「ミナミの未来」を策定し、12月18日に開いた会見で発表した。
同ネットワークは2008年に発足し、「観光集客」「文化振興」の2つを柱として「ジャズプロジェクト」や「シンポジウム」などの活動や「ミナミの情報発信」などを展開。「ミナミのあるべき将来像」「課題解決の実践活動」などについて議論を重ね、まちづくりビジョン「ミナミの未来」を策定した。今後、ミナミをどのように発展させていくかを共有し、同ビジョンに基づき活動に取り組んでいく。
ビジョンでは、ミナミの将来像を「国際観光エリアKANSAIのツーリズム拠点」とし、まちづくりスローガンには「ほんまもんのミナミ もっと!」を掲げ、ビジョン実現のための3つの戦略「ライブな感動にあふれるまちづくり」「歩いて楽しいまちづくり」「おもてなしのまちづくり」などのミナミの望ましい将来像を提示する。
ビジョンの実現に向けて、同ネットワーク顧問の橋爪紳也さんは「行政や大学との連携が必要」と力を込める。「ミナミの食文化、エンターテインメント、歴史に力を入れたい」とも。
同ネットワークの山中諄会長は「ミナミの文化を大事にして、ハコモノに頼らないまちづくりを民の力でやっていきたい」と意気込みを見せる。