ミナミの魅力発信「ミナミブランド」-「粉もん」に合うビールなど

高島屋大阪店の地下1階食料品売り場で販売する「ミナミブランド」

高島屋大阪店の地下1階食料品売り場で販売する「ミナミブランド」

  • 0

  •  

 大阪・ミナミの街づくりと活性化を目指す「ミナミまち育てネットワーク」(大阪市中央区難波千日前)が手がけた「ミナミブランド」の酒が3月から、高島屋大阪店(難波5、TEL 06-6631-1101)地下1階食料品売り場で販売されている。

「なんば物語」の原画を全商品のラベルに採用した

[広告]

 ミナミブランドは、同ネットワークが前身の「ミナミ活性化委員会」時代の2004年から毎年開催する「大阪ミナミ芸術祭」にちなんだ「芸術祭ブランド」として誕生したもの。同委員会と「ミナミまちづくりフォーラム」が合併し2008年12月に発足したミナミまち育てネットワークでは、「ブランドにさらに統一感をもたせ、ミナミ活性化のキーアイテムとして明確にする」ことを目的に、ジャズセッションや文楽などミナミの文化を描いた画家・横井紘一さんの「なんば物語」の原画を全商品のラベルに採用。新「ミナミブランド」として3月2日、同ネットワークのメンバーでもある高島屋の増床第1期オープンに合わせて発売を開始した。

 商品ラインアップは、大阪の味を代表するお好み焼きなど「粉もん」に合う小麦麦芽を使用した「ミナミビール」(330ミリリットル、473円)、日本料理にも合うやや辛口のソービニョンブランが主体の白と、芳醇な香りが特徴のメルロー2008年ものの赤の「ミナミワイン」(720ミリリットル、各1,575円)、50パーセントまで磨いた米を用いて手造りした地酒「ミナミ吟醸酒」(同、1,260円)、原料の甘みを生かした「ミナミ焼酎」(700ミリリットル、881円)の4種類。

 同ネットワーク事務局長の中西俊臣さんは「今後はインターネットや通販など、販売網も順次展開していく予定。国内外からの観光客はもちろん、地元のレストランやバーで飲むことのできる酒として、地元の人に『自分たちの街が作ったもの』という誇りを持って飲んでもらえるブランドとして発展させていければ」と話す。「ブランドを通して、『ミナミってこんな面もあるんだ』と新たなミナミの魅力を発見してもらえるきっかけ作りになれば」とも。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース