近畿日本鉄道は3月31日、2009年春の「阪神なんば線」開業に合わせ、「近鉄難波駅」の駅名を「大阪難波駅」に変更すると発表した。
近鉄難波駅は、1日およそ161,000人が乗降する交通の要所。神戸・大阪・奈良を結ぶ「阪神なんば線」の開業に合わせ、駅名の頭に「大阪」と付けることにより、「同駅の所在地を明確にするとともに認知度向上を図る」(同社)。また、近鉄は「大阪」「京都」「奈良」「名古屋」「伊勢」を結んでおり、路線の主要駅名に都市名を入れることで同社の路線ネットワークの広域性をアピールし、旅客誘致を図る狙いも。大阪・天王寺区の「上本町駅」も「大阪上本町駅」と変更する。
また同社では、「阪神なんば線」開業以降、旅客の乗降・乗り換えの増加を見込む「近鉄難波駅」構内のショッピングモールや駅施設の整備を行う。駅構内をリニューアルし、店舗面積が従来の約3倍となるショッピングモールを新設。カフェやベーカリー、書店、生花店などが入る「連続性とテーマ性を持たせたショッピングモール」(同)となる予定。同モールは今年5月より順次部分開業を行い、2009年2月の正式開業を目指す。
このほか同駅では、エスカレーターの増改築、階段の新設によりホームとコンコースの移動をスムーズにするほか、東口・西口の券売り場などの改修、コンコースの天井や柱の美装を行う。
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