なんばで「スペイン・ラテンアメリカ映画祭」-話題作中心に18作品上映

オープニング上映されるメキシコ人俳優ガエル・ガルシア・ベルナルさんの初監督、主演作品「デフィシット」

オープニング上映されるメキシコ人俳優ガエル・ガルシア・ベルナルさんの初監督、主演作品「デフィシット」

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 なんばパークスシネマ(大阪市浪速区難波中2、TEL 06-6643-3215)で9月19日より、「第5回スペイン・ラテンアメリカ映画祭 LATIN BEAT FILM FESTIVAL 2008」が開催される。

ドキュメンタリー映画「ファド」の一場面

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 同フェスは、スペイン語・ポルトガル語圏内の映画の中から、特にアカデミー賞、カンヌ国際映画祭、サンダンス映画祭やゴヤ賞などに正式出品され、反響を呼んだ作品を中心に紹介するもの。スペイン、ポルトガル映画をはじめ、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、チリ、キューバ、ボリビア、ウルグアイ映画を上映する。

 5回目となる今回は、各国で台頭目覚しい女流監督の作品を多く取りそろえ、音楽・踊り・料理など、ラテンアメリカの多様な文化や歴史に焦点を当てた迫力のあるドキュメンタリーも見どころの1つだという。19日のオープニングには、2007年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品された、話題のメキシコ人俳優ガエル・ガルシア・ベルナルさんの初監督、主演作品「デフィシット」(メキシコ)、2007年トロント国際映画祭正式出品、2008年ゴヤ賞最優秀音楽賞を受賞した、カルロス・サウラ監督がポルトガル発祥のファド・ミュージックを描くドキュメンタリー映画「ファド」(スペイン・ポルトガル)の2作品を上映。

 このほか、メキシコ・チワワ州で自給自足のコミュニティーを作る移民を描いたドラマ「静かな光」(メキシコ・オランダ・フランス・ドイツ、カンヌ国際映画祭審査員賞授賞)、料理コンクール「ボキューズ・ドール」に数カ月間の準備を経て挑む一流シェフ達の熱いドラマと、料理の数々を描くドキュメンタリー「鶏肉、魚、そして蟹」(スペイン、ベルリン国際映画祭・トライベッカ映画祭正式出品)、全米で興行収入10位にランクインした「おなじ月の下で」(メキシコ・アメリカ、トロント国際映画祭正式出品)など長編13本に加え、短編5作品を1本として上映する。

 前売り券(一律1,500円)はチケットぴあなどで販売、当日券(一般=1,700円、学生=1,500円)は劇場窓口、ホームページで18日より販売。9月23日まで。

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