大阪市は、12月の供用開始を目指して道頓堀川に建設中の人道橋の名称を募集している。
長さ76.3メートルの人道橋は「浮かぶ『はらっぱ』」をイメージしてデザインされており、湊町地区と南堀江地区を結ぶ。大阪市内では珍しいつり橋形式になっており、幅4メートルの通路に加えて橋上にはたたずみのスペース(約300平方メートル)を設けて憩いの空間を確保する。
人道橋の名称は大阪市在住・通勤・通学者を対象に募集する。1人1作品で、市内に現存する橋りょうと同じ名称は失格となる。大阪市の審査を経て決定し、採用者には賞状と記念品を贈る。応募は官製はがきで10月10日まで(締切日消印有効)受け付ける。
人道橋の完成で、「FM大阪」やライブハウス「なんばHatch」などが入居する湊町リバープレイスと、7月15日に開業したキャナルテラス堀江が新たな動線でつながる。また、道頓堀川に面した遊歩道「とんぼりリバーウオーク」の整備も進められており、人道橋の完成で景観も大きく変化しそうだ。