イベント「南海ラピート30周年展」が8月7日、高島屋大阪店（大阪市中央区難波5）で始まった。

一日駅長を務める演歌歌手・徳永ゆうきさん

　南海電鉄の空港特急「ラピート」が9月4日に運行開始30周年を迎えることを記念して開催するイベント。7階のグランドホールに「体験」「ステージ」「展示」「グッズ」の4テーマ別に企画を用意する。

　会場内のテーブルでは、段ボールキットを組み立ててラピートの模型を作る工作コーナーやラピートをはじめとする南海電車の塗り絵コーナーを設置。2歳～小学生限定で遊べる、「ミニラピート」に乗ってレール上を走る乗車体験、運転士になりきって模型の南海電車を走らせる運転体験も用意する。

　展示コーナーには、ラピートの大型模型、南海電車で使っていた鉄道部品、ラピートをデザインした建築家・若林広幸さんの初期スケッチなどを用意。グッズコーナーでは、30周年を記念するマグカップ（1,320円）、缶バッジ（330円）、トートバッグ（1,430円）などを販売する。

　イベント企画では、南海電車のオリジナル問題を解く「南海電車〇×」などを実施。初日の7日は、南海なんば駅の一日駅長を務めた徳永ゆうきさんが来館し、南海電車トークや歌唱披露を行った。徳永さんは「幼い頃、撮り鉄として『ラピート』を撮影した思い出があるため、駅長に選ばれて夢のような気分。これからも子どもたちの憧れの電車であり続けてほしい」と話す。

　高島屋大阪店企画宣伝部の横澤直美さんは「夏休み中の子どもたちをはじめ、家族で楽しめる内容になっている。電車好きの人は特に来場してもらいたい」と話す。

　開催時間は10時～18時（グッズ販売は19時まで、いずれも最終日は17時まで）。入場料は800円。プログラムの一部は有料。今月12日まで。