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なんばパークスに「eスタジアム」 ゲームスタジオなど8エリアで展開

「eスタジアムなんば本店」テープカット式の様子

「eスタジアムなんば本店」テープカット式の様子

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 eスポーツ施設「eスタジアムなんば本店」が8月1日、「なんばパークス」(大阪市浪速区難波中2)1階にリニューアルオープンした。

パソコンでeスポーツをプレーできるエリア

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 2021(令和3)年、なんばスカイオにオープンした「eスタジアムなんば」から約3カ月間のリニューアル工事を経て移転した同店。eスポーツ専用施設を運営する南海電鉄グループの「eスタジアム」(中央区)が運営を手がける。eスポーツを活用した地域コミュニティー創出やデジタルリテラシーを学ぶ教育の場としての活用を見込む。南海電鉄の遠北光彦会長は「エンターテインメントの力で『難波エリア』の魅力づくりを目指す」と意気込む。

 店舗面積は238坪。パートナー企業との協業で、8エリアを新設する。同施設オリジナルのパソコンでeスポーツをプレーできるエリアは、靴下の卸売りなどを手がける「タビオ」(浪速区)がスポンサーを務める。同社の越智勝寛社長は「eスポーツに励む子どもたちを応援するため、無料で施設を利用できるようにした」と話す。このほか、ワークショップ、自由研究、大人向け講座などに活用できるエリアを備える。

 2エリアの運営は、デジタル空間技術やeスポーツを活用して地域の課題を解決する「Meta Osaka」(中央区)と「Meta Heroes」(北区)が行う。コミュニティー形成の場として勉強会やイベントを開催する部屋と、専門家やインフルエンサーのイベントや番組の公開収録ができるスタジオを担当する。創業170年以上の茶屋「つぼ市製茶本舗」(高石市)は、日本茶カフェ「清游庵(せいゆうあん)」を監修。日本茶、プロテインバナナスムージー、抹茶ロールケーキなどのドリンクやデザートを販売する。「つぼ市製茶本舗」の谷本順一社長は「『お茶と食』を通した地域コミュニティーの形成に力を入れる。施設利用者のくつろぎの場になれば」と話す。

 オープン初日は、アーティスト兼イラストレーターの上田バロンさんが同施設公式キャラクターを発表。どんな状況でも起き上がることができる「だるま」と、日本古来の物語で「変化する」と語り継がれる「たぬき」をイメージしたという。上田さんは「子どもたちに健全なプレー環境を提供する象徴になれば」と話す。

 南海電鉄広報担当者の園口勇一さんは「eスポーツをプレーする中で、新たな知識に触れて、学び、体験をしてほしい。人生の財産となる経験ができる場になれば」と話す。

 営業時間は11時~21時。

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