阪神電鉄と近鉄は、3月20日の阪神なんば線開業に伴う相互直通運転開始を記念して共同でグッズ販売を行う。

　販売するグッズは、自動改札機に直接投入できる乗車券カード「スルッとKANSAIカード」など5種類。共通デザインを採用したり、両社のグッズをセットにするなどして販売する。記念のスルッとKANSAIカードは両社共通のデザインで制作、阪神が販売するカードは阪神電車が奈良に向かう図柄、近鉄が販売するカードは近鉄電車が神戸に向かう図柄とし細部にまでこだわる。

　記念入場券セットや電車のマスコットモデル「Bトレインショーティー」、電車をかたどった「ピンズバッジセット」、電車をモデルにしたプラスチック製の玩具「阪神・近鉄ぴったんこ」は両社のグッズをセットにして販売する。記念入場券セットは、阪神三宮駅と近鉄奈良駅、両社の接続駅大阪難波駅の入場券3枚と特製台紙にセットして販売する。両社のそれぞれの仕様に基づいた硬券入場券をセットで販売するスタイルは珍しい。Bトレインショーティー、ピンズバッジセット、阪神・近鉄ぴったんこは、共に相互直通運転に対応した車両がモデルになっており、阪神は1000系電車、近鉄は5820系、9020系を採用した。

　記念スルッとKANSAIカードは、阪神販売分＝2,000円（10,000枚）、近鉄販売分＝3,000円（10,000枚）、記念入場券セット＝440円（10,000セット）、Bトレインショーティー＝2,200円（両社各3,000個）、ピンズバッジセット＝1,000円（両社各2,000個）、阪神・近鉄ぴったんこ＝500円（両社各1,500個）。

　3月20日から両社主要駅などで販売する。