なんばウォークで3月20日、「阪神なんば線開通記念セレモニー」が開催され、奈良と神戸のご当地マスコットキャラクター6体が集結して開業を祝った。
奈良からは平城遷都1300年祭のマスコットキャラクター「せんとくん」「まんとくん」「なーむくん」が、神戸からは兵庫県政PRマスコット「はばタン」、神戸ファッションウィーク公式キャラクター「コーベアー」が参加し、なんばウォークのキャラクター犬「なんばワン」も加わった。
コーベアーから花束の贈呈を受けた近鉄大阪難波駅の森本幸次駅長は「阪神なんば線開業で乗り換えなしで奈良から三宮に行けるようになった。甲子園球場や京セラドーム大阪へも直接行けるようになり利便性が高くなった」とPR。阪神電鉄不動産事業本部の坂井一弘さんは「思いのほか多くの方に利用していただいている」と運転初日の手応えを明かした。会場には、ゆるキャラたちを一目見ようと300人以上が詰めかけ、キャラクターの名前を呼びながら夢中でカメラのシャッターを切っていた。
阪神なんば線の開業で、神戸-奈良間が乗り換えなしで行き来できるようになった。特に、神戸からミナミへの直通列車の運転は初めて。ミナミの玄関口となる大阪難波駅に直結するなんばウォークは神戸からの集客を狙う。虹のまち商店街振興組合の小儀俊光理事長は「阪神なんば線の開業を心待ちにしていた。神戸や奈良からの往来が簡単になり、交流が活発になるのでは」と期待を寄せる。