大阪ミナミの南船場に4月4日、写真ギャラリー「壹燈舎(いっとうしゃ)」(大阪市中央区南船場2、TEL 06-6121-6202)がオープンした。6坪ほどのスペースに20~30点ほどの写真を展示することができる。
ギャラリーを開設したのは、銀塩モノクロ写真歴30年の杉本征克さん。8年ほど前から南船場の写真ギャラリー「ナダール」に通うようになり、1年ほど前から自らもギャラリーの開設を考えた。「南船場にはナダール、アビィなどの写真ギャラリーが集まっており、お客様が各ギャラリーを回れるように南船場に限定して場所を探した」(杉本さん)という。
白を基調としたギャラリーは、写真を中心とした個展、グループ展として貸し出すほか、企画展も行う。ギャラリーオープンのこけら落としとして今月19日までは杉本さんの「写真の師匠」である写真家、吉田功さんのモノクロ写真30点を展示した企画展「観る」を開いている。週末の来場が多く、オープン当日には100人もの写真愛好家らが訪れた。
「気軽に使えるように安く抑えた」(同)という利用料金は、12日間利用=12万円、6日間利用=7万円。展示する写真はカラー写真や、デジタルカメラで撮影した写真でも構わないが、銀塩モノクロ写真の展示の場合には利用料金を2,000円割り引く特典も。「写真の基本を身に付けようと勉強している人を応援したい」(同)。
ギャラリー名の「壹燈舎」には、「人が集う場所」という意味も込めた。6月後半~7月には少人数制の「プリント体験ワークショップ」を計画するなど、展示以外の活用も予定している。
利用時間は12時~19時。月曜定休。