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インタビュー2013-05-01

“道頓堀プール”今井社長独占インタビュー
「世界最高級グレードのプールを作る!」

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大阪・道頓堀の道頓堀川で、2015年の実現を目指して計画が進められている巨大プール「道頓堀プール」について、2012年4月に準備会社として設立された「道頓堀プールサイドアベニュー設立準備株式会社」(大阪市中央区道頓堀1)の今井徹社長と地元イベントプロデューサーの株式会社ラプレ代表上谷信幸氏が対談した。

上谷氏:今、道頓堀プールが注目を集めていますが、率直な感想をお願いします。

今井社長:「具体的にどんなプールができるのか」「なぜプールを作るのか」についていろいろなところで話しているが、周知徹底されていない。「なぜ、プール作るねん」という方が、多くいると感じている。具体的なイメージはできていないが、「こんなものを作りたい!」と、きちっと話をさせて頂いた方々は、「おもしろいな」と言ってくれる。「そこまでやればミナミの街も変わるだろうし、次の100年につながることになるし、ぜひ頑張ってほしい」と言ってもらっている。しかし、多くの方々に知ってもらうには至っていない。

上谷氏:反響はいかがですか?

今井社長:反響はすごい。よくも悪くも。

上谷氏:事業計画はどのようになっているのでしょうか?

今井社長:2015年の400周年の事業としては、春の川べりを歩くのに心地よい季節から、6月の第1週目ぐらいは春のイベントとして、道頓堀の遊歩道に客席を3000席作って、道頓堀発の音楽や、踊りを見てもらうステージ船を5~6隻用意し、1隻ごとに客席前で10分~15分パフォーマンスして、夕方の食事が終わった頃の時間帯に、1時間半くらい有料で楽しんでもらえるようにしたい。春のイベントは、6月の第1週くらいまでで終わり、内容は、毎回同じものではなく、道頓堀発の道頓堀ミュージック、踊り、歌を取り入れたい。6月の第2週目からプールの設置に入り6月の最終土曜日に開業、9月の第1日曜日までプール営業をする。プールは、世界最高級グレードで、綺麗でびっくりするようなプールにする。

上谷氏:「道頓堀プールサイドアベニュー設立準備株式会社」は催事も行うのでしょうか?

今井社長:はい。会社名も「プールサイドアベニュー」と入っていて、プールの営業だけと思っている人が多い。プールは目玉だけれども、プールだけではない。1年中大阪の財産である道頓堀川を使って、街を活性化していきたい。 ただ単に人を呼ぶだけでなく、街のグレードを上げて行きたい。

上谷氏:その秘訣は?

今井社長:船のショーの内容。「見てホンマモンやな」「すごかったから1度見に行ってみれば」と口伝えに言ってもらえるようなショーをやりたい。周辺環境を異空間、非日常にしていきたい。繁華街の中に、長さ800メートルで、年に2カ月だけ出現するアートオブジェ。そういうハイグレードなものを作って「ミナミに行くときはオシャレしていかないといかんで」というような街を目指す。 昔は、ミナミに行くとなればきちんとした格好で行っていた。最近は見るも無残な格好で来られる方もいらっしゃるので・・・。なにもかも、上等にして「とりあえずやっとこか」ではなくて、妥協しない。これならびっくりするというモノを揃える。

上谷氏:プールが目立っているので、事業の背景を説明していければいいですね。

今井社長:要するに、今、ミナミは客引き、放置自転車、ゴミだらけなど、お客様をおもてなしできる環境にない。この春には、グランフロント大阪、秋にはあべのハルカスがオープンして、インバウンドを取り込んでいる。世界各国からの客は増えると思うが、ミナミに来られても「あんなところ二度と行かない」と言われかねない状況。大阪は、キタ、阿倍野がこれだけ頑張っているが、果たして、ミナミをほおっておいていいのかと思う。大阪に客が来るにあたり、ミナミの果たすべき責任を私は果たしていかないといけない。 その一つは、環境浄化である。これをするには、街を一変させるだけの力のある事業となると、堺屋太一さんしかいないとなり、僕たちでお願いに行った。そこで、堺屋さんが「分かった。やろう」ということで、800メートルのプールというとてつもない構想が生まれた。「なぜ、プールなのか」「プールで街が変わるのか」という方もたくさんいるが、「では、他になにがあるの?」と思う。道頓堀という繁華街に、シンガポールのリゾートホテルマリーナベイサンズが驚くくらいのものを作れれば、きっと街が変わるに違いないということが趣旨。 今まで、ほったらかしになっていたので、今の状態になっている。これから100年受け継いでいかすためにも、このタイミングでなんとかしないといけないということが、事業に対する思いです。

上谷氏:プールにはどのような客層を考えているのか?

今井社長:オシャレで行儀のいい人。今まで行儀が悪くても、もうこれから行儀よくしないといといけないなと思ってもらいたいので、まずは、行儀のいい紳士淑女に来てほしい。

上谷氏:最近、ミナミには若い客層を狙ったファストファッションが出店していますが・・・。

今井社長:若くても、オシャレで行儀のいい方はたくさんいるので年齢関係は関係ないので、そういう人にも来てほしい。「最近ミナミお洒落になったね」と言ってもらえると嬉しい。

上谷氏:入場料は、1時間1,000円で確定しそうでしょうか?

今井社長:まだ、確定はしていないが、1,000円は安すぎる。もう少し高くしたい。それでも来たいプールにしたい。シティホテルのプールが3,000円くらいだが、少なくともそれくらいで。3,000円でも安すぎるかもしれない。

上谷氏:約2か月で目標100万人入場ということですが・・・。

今井社長:もっと来ると思う。入りたいけど入れないとなれば嬉しい。

上谷氏:見に来る人は多いでしょうね。

今井社長:見に来るといっても「すごいな~」と、中に入れば「もっとすごいな」というものでないと、外から見るだけで終わるので、見たら最後、入りたくなれば100万人じゃきかないと思う。間違いなく入場者は100万人が入るでしょう。楽しみにしていてください。

上谷氏なんば経済新聞で「道頓堀プールに入りたいか」というアンケート行っていますが、現状「入りたくない」「絶対入りたくない」という意見が合わせて約70%となっています。この数字についてどう思う?

今井社長:これは、まだ皆さんにイメージが湧いておらず、なにができるのかわからない、という結果。「誰が泳ぐねん」「丸見えでかっこ悪い」「何をほおり込むかわからない」という、今の道頓堀川というイメージだと思う。近々で、「こういうことだったのか」「こんなすごいものを考えていたのか」「それならば行きたい」と変わっていくと思う。そうすれば、この数字は逆転する。 世界的にも有名な建築家、デザイナーにプールをどうするかを考えて頂いている。近々に全体像が出てくる。2人の今までの実績から言うと、間違いなく、世界最高のレベルのデザインと建築になると思うので、それさえみれば度胆を抜かれるというか、皆さんの考えも変わると思う。

上谷氏:2カ月だけのプール営業ですが、もったいなくないですか?

今井社長:それが、オシャレ。桜の花のように。毎年、何バージョンという形で少しずつ様子を変えながら「今年の道頓堀プールはどんなのができるのか」という、皆さんのワクワク感を保てる仕掛けができれば。

上谷氏:人を呼び込む秘訣は?

今井社長:個人的な思いとしては、なにせとびっきり上等で高級にしたい。プールサイドに自動販売機を置くのではなくて、びっくりするくらいの美人なお姉さんや男前が並んでフルサービスをする。 「シンガポールスリング」ではなく「とんぼりスリング」みたいな独特なモノを作って、「一度道頓堀プールに行って飲んでこないと」、と言ってもらえるようなプールになってほしい。 堺屋さんは「ハワイのファッション、音楽、フラダンスは、ハワイを観光地にするために作られたモノ」と話しをされた。道頓堀は「古き、良き街」と言われ、歌舞伎、浄瑠璃など、当時はセンセーショナルな新しい文化だった。守るべきものは守り、道頓堀の新しい文化をなにか発信していきたいというのもある。

上谷氏:一部で懸念されているセキュリティ問題について、どのような手立てを考えていらっしゃいますか?

今井社長:警備員はかなりの数を置こうと考えている。他には、ハイテクの警備。例えば、プールの上に無人のヘリコプターを飛ばすことも考えている。道頓堀プールの警備は、ロボットが行っているなど世界初の事を行い、世界から注目されることで、モノ作りの日本をアピールし、大阪の技術の高さを世界に誇りたい。 現在、人工衛星「まいど1号」を開発した「宇宙開発協同組合SOHLA」から技術提携や、一部の同組合企業がプールの運営会社に出資という話もある。同組合では、2020年に月面で働くロボットを開発したいと考えていて、2015年には、地球上で動くロボットを開発して、それを披露するステージとしては絶好のポイントだと考えているそうだ。いわば、ロボコップのようなものである。 大阪の技術を使ったセキュリティとか、モノ作りなど400周年祭に参画したいということもある。水の出し入れもショーにしたいとも。日本の、大阪のモノづくりの技術の高さを、このプールをきっかけにアピールしたい。 道頓堀プールには、博覧会要素もあり、文化、芸能、モノ作り、飲食、世界に誇る日本の技術を発表したい。先に、自動販売機を置かないと述べたが、めっちゃくちゃすごいハイテク自動販売機はOK。日本の中小企業のモノづくりの高さを世界にアピールしたいと。

上谷氏:事業費30億円ということだが、現状と見通しはどうなっていますか?

今井社長:まだ、集まっていない。今は、地元の有志14人で、1,400万円が集まった。2014年の夏には、運営会社の資本金が最低1億円必要。とりあえず、半分の15億円は、企業の出資や金融機関の借り入れという形を考えている。

上谷氏:新情報を教えて下さい。

今井社長:もう近々、道頓堀プールの絵か模型かを見せることができる。 今の一番の問題は、道頓堀川を行き交っている船関係の会社との調整。「プールができたから通らないで」ということでもいけないので、プールと一緒にどのように船を活かしていけるのかを考えなければならない。夏の2カ月は、船関係の会社にとっては稼ぎ時ということもあり、今以上に収益が上がるようにもしないといけない。船関係、祭り関係の方にも、一緒にやって下さいという形での調整を8月末までにはする。そうしないと企業の参画は難しい。8月中には、内容も形もだせる。

上谷氏:ということは、8月末がリミットですか?

今井社長:そうですね。大阪の民意があれば、行政にも規制緩和のお願いができるだろうし、プールの計画ができた時には、大きな応援を頂いて、これはミナミだけではなくて、大阪の都市再生事業だと思うので、単に人を集めて金儲けしようということではなくて、大阪人が誇りを持ってB級からA級にのぼり上がるきっかけだと思うので、応援頂ければ。

上谷氏:2015年の夢をお願いします。

今井社長:まず、行儀のいい街になっていると思う。つまり、誰もゴミを捨てない、自転車を放置しない、客引きがいないという街。ミナミに来られた方々が昼も夜も気持ちよく過ごせるミナミになっている。

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