北堀江のギャラリーで絵画展-優しいタッチで「子どものころの思い出」描く

H@Lさんと、子どものころに家から見えた南海電車を描いた「sweet journey 06」

H@Lさんと、子どものころに家から見えた南海電車を描いた「sweet journey 06」

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 北堀江のアートギャラリー「アートハウス(ART HOUSE)」(大阪市西区北堀江1、TEL 06-4390-5151)で現在、画家・絵本作家のH@L(ハル)さんの個展「Beautiful World」が開催されている。

アクリル画を中心に約20点のオリジナル作品が並ぶ

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 1976(昭和51)年大阪府生まれのH@Lさんは、大阪芸術大学を卒業後、美術の講師として働く傍ら制作活動をスタート。2007年からは制作活動に専念し、イラストや挿絵、絵本、ライブペインティングと制作の幅を広げながら、「子どものころの楽しい思い出」を優しいタッチで描き続けている。2006年に行われたアートイベント「アートストリーム」で「FM802賞」「大阪21世紀協会賞」をダブル受賞したほか、2006年と2008年にはイラストレーション誌(玄光社)の誌上コンペ「ザ・チョイス」に入選するなど受賞歴も多数。

 同展では、「太陽のぬくもりに似た希望」をテーマに約20点のオリジナル作品を展示。作品には、タイトルとともに作品に込めた思いをつづったつづった詩が添えられており、各作品が持つ世界観に浸ることができる。木製の板や粘土にアクリル絵の具で描いた作品は、どれも「子どもが扱える素材」だけで作ったもの。その素材感の持つ「ぬくもり」を一番大切にしているという。

 個展開催に合わせて、大阪市立中央図書館(北堀江4)で3月22日、アートハウス主催のワークショップ「『Beautiful World』を描こう」が行われた。「夢や希望を与えるような花を咲かせよう」をテーマに、H@Lさんと20人の参加者が1枚の布に「美しい世界」を描いた。完成した作品は、今月31日まで同館1階のエントランスに展示されている。

 H@Lさんは「これからも絵本やイラストを通して、『ぬくもり』を届けていきたい。見た人に懐かさや希望を感じてもらえたら」と話す。

 営業時間は12時~19時30分。今月30日まで。

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