グラフィックデザイナー・シュライフォーゲルさん、心斎橋で講演会

グラフィックデザイナーのラルフ・シュライフォーゲルさん

グラフィックデザイナーのラルフ・シュライフォーゲルさん

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 大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室(大阪市中央区南船場3、TEL 06-4301-7285)で8月9日、スイスを代表するグラフィックデザイナー、ラルフ・シュライフォーゲルさんの講演会「スイス・グラフィックスの変革」が行われる。

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 1960(昭和35)年スイスのルツェルン生まれのシュライフォーゲルさんは1982(昭和57)年、チューリッヒ・デザイン学校の卒業と同時にデザインスタジオを設立。出版物、ロゴをはじめ、文化イベントのポスター制作を手がける。1992年から2001年まで母校のチューリッヒ・デザイン学校で講師を務め、2003年からルツェルン音楽学校、今年からバーゼル造形大学で教鞭を執る。1994年第14回ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ金賞、1995年と1997年のスイス連邦デザイン賞など受賞歴多数。作品は、ワルシャワ・ポスター美術館、ニューヨーク近代美術館(MoMA)など世界中でコレクションされている。

 8月4日から東京で開催される個展に合わせて来日するシュライフォーゲルさん。同イベントは、「せっかく来日するので、大阪でも何かできないか」という本人たっての希望を実現したもの。9日夜、「タイポグラフィの輝かしい伝統を持つ」スイスにおけるグラフィックデザインの最新事情について1時間半の講演を行うほか、同日と10日の日中には、大阪市立高等学校(阿倍野区)でワークショップ「デザインアイデアの見つけ方」を行う。未来のデザイナーを目指す、同校のビジュアルデザイン科や美術科の生徒25人を対象に、「2日間では足りないほどの内容」を準備しているという。

 「展示会の関連イベントとは別に、独立した形での講演会やワークショップの開催は今回が初めて」と話す同展示室の菅谷さん。「今回のイベントを足掛かりに、当展示室が大阪に来たデザイナーを紹介する場になれば。特に一般の人がめったに会えない人、話を聞けない人たちに触れる機会を作っていきたい」と意欲をみせる。

 講演時間は19時~20時30分。参加無料。定員100人(事前申し込みは不要で、先着順)。逐次通訳が付く。

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